函館近郊・アパートの外壁塗装を実施|換気口付近の劣化に注意!


先日ご紹介した函館市近郊の木造2階建てアパートの屋根塗装工事に続き、今回は外壁塗装を行いました。屋根の塗膜劣化が進行していたように、外壁にも築十数年分のダメージが蓄積しており、全体的に色あせやチョーキング現象が確認できました。
中でも特に劣化が進行していたのが、換気口付近の外壁部分です(下記写真)。施工前には外壁の剥がれが見られ、表面をめくると内部に緑の苔が付着していたのがわかります。


このような劣化は、なかなか気づきにくく、住んでいる方も「まだ大丈夫」と思ってしまいがちです。しかし、湿気がこもりやすい換気口付近は、特に外壁の傷みやすい場所でもあるため、定期的な点検が非常に重要です。
【豆知識】換気口周りが劣化しやすい理由とは?
外壁の中でも換気口付近、とくに蒸気がでる浴室の排気口まわりは、見た目以上に劣化が進行しやすい場所です。今回の工事でも、一部の換気口のまわりに、外壁の剥がれや苔の発生が確認されました。
では、なぜ浴室まわりの換気口が劣化しやすいのでしょうか?
劣化しやすい3つの理由
- 湿気と熱気の集中排出
浴室などの換気扇からは、大量の水蒸気が排出されます。この湿気は外壁の表面温度を上昇させたり、逆に外気との温度差で結露を起こしたりします。これが塗膜の膨れ・剥がれ・変色の原因に。 - 汚れ・カビ・苔の温床に
湿った状態が続くと、汚れが付きやすく苔やカビが繁殖しやすくなります。今回の施工でも、剥がれた部分の下には苔が付着。これは湿気が抜けきらず、外壁が“呼吸できない”状態になっていた証拠です。 - 風雨の直撃ポイント
「換気口は建物の角や軒下、窓の上部など、風の通り道となる位置に設置されることが多く、雨水の吹き込みや水はねが発生しやすいのが特徴です。こうした場所は、雨風の影響を繰り返し受けるため、外壁の塗膜が劣化しやすく、ひび割れや剥がれの原因になることもあります。
函館のような地域では特に注意!
北海道・函館市のように、寒暖差が大きく、湿気・積雪・海風が重なる地域では、このような現象がより顕著です。冬場の凍結や融解の繰り返しも外壁を傷める要因となり、築10年を超える建物では、浴室まわりの点検が必須です。
【対策は?】
こうした見えにくい劣化に対して、当社では以下のような工程をしっかり行っています。
- 高圧洗浄:汚れ・カビ・古い塗膜をすっきり除去
- けれん作業:サビや浮き塗膜を手作業または電動工具で丁寧に削り取る
- 防水処理・下塗り:湿気対策として、防カビ・防藻性のある下地材や塗料を使用
- 仕上げ塗装:耐候性・密着性に優れた塗料で美しく保護
こうした見えない場所へのケアこそ、住まいを長持ちさせるカギです。
函館市で外壁塗装や防水工事を検討中の方へ
函館市は雨・雪の多い地域であると同時に、海風や凍結などによる建物への負担が大きいエリアです。そのため、外壁も10年を超えると、塗膜の劣化や防水性能の低下が見られるケースが増えてきます。
こんな症状が見られたら、点検のサインです。
- ・外壁を触ると白い粉がつく(チョーキング)
- ・色がくすんできた、ツヤが消えた
- ・一部に苔や黒ずみ、塗膜の剥がれがある
- ・換気口周辺にヒビや欠けがある
こうした症状を放置してしまうと、見た目だけでなく建物の寿命にも大きく影響します。早めの塗装工事は、長期的に見ると修繕費用の削減にもつながる選択です。
株式会社ヤマウチでは、函館市・北斗市・七飯町エリアを中心に、外壁塗装・防水工事・屋根塗装の豊富な施工実績があります。
お見積もり・現地調査は無料で対応しておりますので、「そろそろ外壁が気になる…」という方はぜひ一度ご相談ください。
当社の外壁塗装サービスについては下記からご覧いただけます